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(今回はスキューバダイビングをされている方向けの話になります)

先日1年ぶりにスキューバダイビングに行き、自分で電池交換したばかりのダイビングコンピュータ、アクアラングi300cを水没させてしまいました。
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水没直後は不良の原因が水没なのか、電池の初期不良なのかが分からず対処が遅れてしまいました。

ネット検索しても水没によるダイコンの症状が書いてあるものが無かったため、他のダイバーの参考になればと思いここに記すことにしました。

①ダイビング中のi300cの状況

ダイビングを始めてしばらくたつと、ダイコンの文字表示が薄くなり始めました。

ダイコンの機能は問題無さそうだたったけど、とにかく文字が薄くて見えにくい。

これは何かおかしいと感じながらダイビングしていました。

ダイコン上の水深表示と水深に伴う無限圧潜水時間(NDL)は正常な数値を表示しているように見えました。

ただ文字表示が薄くて読みにくいだけでした。

②ダイビング直後のi300cの状況

ダイビングを終えるとダイコンの表示が「BAT」と表示されるようになりました。

おそらくBATTERYのBATだと思い、電池の問題か水没か?と推測しました。

③その後のi300cの状態

その日、宿に戻ってすぐ裏ブタを開けようかと思いましたが、

ダイコンが湿っている状態で裏ブタを不用意に開けて中に水が入るのを恐れてそのまま放置しました。

翌日ダイコンを見たらなぜか正常な水上モードが表示されていました。

表示文字も濃い色で読みやすい。

ログを見たところ昨日のダイビングログを問題なく見ることができました。

ところがその翌日ダイコンを見ると再び「BAT」表示になり、その後はずっと「BAT」表示のままでした。

そのまま自宅に帰るまで4日間ダイコンを放置。

(思えばこの時早めにダイコンの裏ブタを開けて清掃しておけば良かった、と後悔するのでした)

この後4日間ずっとダイコンは「BAT」を表示したままでした。

もし水没だったら電池がショートしてすぐに文字表示が消えるんじゃないか?

と思っていたので、この時点ではまだ電池の初期不良を疑っていました。

④i300cの裏ブタを開けて水没を確認

4日後自宅に戻ってi300cの裏ブタを開けたところ、、やはり水没していました。

電池は腐食が進んで黒い有害そうな物質も出ていました。

この状態で4日間電源が供給され「BAT」マークを表示し続けていたことにビックリしました。

④i300cの内部を清掃

さてどーしよう?と思ったのですが、とりあえずダイコン内部を清掃することに。

電池をピンセットで取り出し、有害そうな物質が手につかないように吸い込まないようにマスクをつけて、ダイコン内部を綿棒で清掃。

もうこのダイコンはダメかもしれないけどとりあえず清掃。

乾いた綿棒で出来るだけ黒い物質を取り除いた後、綿棒の先に少しだけ水につけてよく絞った綿棒でダイコン内部の黒いものをできるだけ除去。

内部のコンピュータに通ずる金属部分はできるだけゴシゴシしないようにそっと清掃。

がんばって清掃したけど黒い物質を完全に取り除くことはできませんでした。

少し汚れが残っている状態。

ダイコン本体の金属部分も一部若干腐食しているように見えます。

水没直後に蓋を開けて確認していればこんなに汚れ・腐食が進まなかったのではと後悔。

⑤i300cに新しい電池を入れてみる

清掃後何日かダイコン内部を開放しよく乾かした後、ダイコンに新しい電池を入れ新しい裏ブタで蓋をしてみました。

(上手く密閉できているかは不明)

電源を入れてみたところ普通に電源ONになり、通常の水上モードが表示されました。

ログもちゃんと残っていましたが、水中でちゃんと動作するかは不明。

一応水上では動くものの、今後腐食が進んで動作不良につながるのかもしれないので要注意です。

今後この水没ダイコンをメインで使うことは無いと思います。

⑥日本アクアラング社に修理の問い合わせ

修理するか分からないけど費用を確認したく、日本アクアラング社ホームページの問い合わせから、修理費用について尋ねてみました。

翌日にはメールに返信があり、交換対応での修理になること、概算費用が税込み38,000円かかる、とのことでした。

一度でも水没したダイコンは修理と言うより全機交換になるようです。

ネットでi300cの市場価格を調べてみたら約32,000円で販売されているものがあり、

同一機種を最安価格で購入する方がメーカー交換より安いことが分かりました。

よって、メーカー修理(交換)はしないことに。

⑦アクアラングi300cの電池交換について個人的な感想

実際にi300cの電池交換を行い水没させた経験から、i300cの電池交換を個人で行うのは難しいと感じました。

実はダイコンの電池交換をしたのはこれが初めてではなく、

以前使用していたダイコン、サブギアXP-10の電池交換を自分で2回行った経験があります。

XP-10の電池交換は取説をよく読み、新品のパーツ(Oリングと裏ブタ)を使用して慎重に行えば

特に問題無く自分で電池交換できました。

一方、i300cは裏ブタを閉じるとき親指で裏ブタをしっかり押し込み陰圧にしてから蓋押さえをひねって閉じる工程が難しいと感じました。

これは非力な女性には難しい(もしくは不器用な男性にも難しい?)と思います。

パワーと器用さを兼ね備えた人ならできるのかもしれません。

誰かi300cの電池交換を熟知した人が傍らで指南してくれるのであれば可能かもしれませんが、

よくわからないド素人では密閉状態にするのは難しいと感じました。

i300cは比較的廉価なダイコンで初心者がお持ちの場合も多いと思いますが、

電池交換はプロにお任せした方が無難だと思います。

今回の経験から自分で電池交換が可能、とされているダイコンでもダイコンにより難易度が異なることが分かりました。

本ブログがダイコンの購入や電池交換を検討されている方の参考になればうれしいです。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。



では、またね。(*・ω・)ノ

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