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新国立劇場中劇場でBallet the New Classicを観てきました。
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海外で活躍する日本人ダンサーを中心にした里帰り公演。

毎年欧米のバレエがシーズンオフになる夏場、外国のバレエ団で活躍するダンサー達が日本に里帰りします。

ダンサー達の帰国に合わせて企画された実験的なバレエのガラ公演といったところでしょうか。

チラシによると「『バレエ』を現代の解釈で表現するガラ公演」と記載されていました。

日本で活躍するダンサーも含まれていますが、普段観る機会が少ない外国の劇場で活躍するダンサーが観られるのがうれしいな。

演目はコンテンポラリー作品あり、伝統的なバレエ演目の海賊やシェヘラザードありとまさにバレエの玉手箱。
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照明の当て方や舞台演出に特徴があり、暗めのライティングやライトがチカチカ点滅する演出があり、

ここは人により評価が分かれるところかもしれません。

私自身は独特なライティングの醸し出す雰囲気を楽しみながら見ることなできました。

個人的に一番良かった演目は二山治雄さんの「白鳥の湖」の「オデット」。

男性の二山さんが本来女性が踊るオデットを踊るのが新鮮でした。

が、何の違和感も無く二山さん作り出すオデットの世界に引きずりこまれました。

男性向けに少し改定されているけど、基本オリジナルのプティパの振り付けを踏襲しているように見えました。

二山さんの身体能力の高さ、からだの美しさを思う存分に堪能できる作品。

中村祥子さんと中島瑞生さんの「別れのパ・ド・ドゥ~アリシア・アロンソに捧ぐ~」も印象的な作品でした。

目の見えない年上の女性と若い男性の恋愛の終わりを、映画のワンシーンのようにしっとりと表現していました。

正直どの演目もそれぞれに彩り・味があり、どれが一番と言うのは難しいのですが、

あえて言うと上記2演目が良かったです。

設定が斬新だったのは三森健太朗さんとマッテオ・マッチ―二さんの「ロミオとロミオ」。

ロミオとジュリエットで演じられる「バルコニーのパ・ド・ドゥ」を男性二人で演じるという意欲作で

何とも現代的な設定だなと感じました。

ダンサーとして将来が楽しみ、と感じたのはアメリカンバレエシアターの三宅琢未さん。

まだ若手のダンサーですが、ジャンプが高くて回転も上手。

大きな欠点がなくこの先が楽しみなダンサーだと感じました。

今をときめく綺羅星のような旬のダンサー達を間近で見られるのは眼福の一言です。
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残念だったのは菅井円加さんが降板されて見られなかったこと。

大きなけがとかでなければよいのですが。

菅井円加さんの美しいお姿を拝見するのはまた別の機会にとっておこうと思いました。

今回の公演は最後に撮影OKの時間が設けられていたのも素敵な計らい。
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ファンサービスの一環かな。

こうした新しい工夫も古参バレエファンにはうれしかったです。
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機会があれば来年も見に行きたい公演でした。

こうした意欲的な企画もクラッシックバレエをさらにアップデートするには有効なのかもしれませんね。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。



では、またね。(*・ω・)ノ

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