【バレエ】新国立劇場のベートーヴェン・ソナタを見てきた
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11月30日(土)に新国立劇場のベートーヴェンソナタを見てきました。
今日は趣向を変えて、新国立劇場のバレエ公演を紹介いたします。
ベートーヴェン・ソナタってどんなバレエ?
中村恩恵さんが振り付けたベートーヴェンの生涯をべートーヴェンの音楽にのせて紹介するバレエ作品です。中村恩恵さんはネザーランドバレエシアターでイリ・キリアン作品を多く踊ってきたバレエダンサーです。
今は日本で振付家として活躍されています。
ベートーヴェン・ソナタのキャスト

主要キャストは以下のとおり。
ベートーヴェン 福岡雄大
ジュリエッタ 米沢 唯
アントニエ 小野絢子
カール 井澤 駿
ヨハンナ 本島美和
ルートヴィヒ 首藤康之
米沢唯さんの安定感がすばらしかったです。
珍しく裸足で踊られていて、ダンサーの足をオペラグラスでじっくり観察してしましました。
あまり甲のある足ではなかったですが、安定感のある素晴らしいダンサーです。
小野絢子さんも、軽やかで品の良い踊りが魅力的。
ラインがとても美しいダンサーで、小野絢子さんの情感のある踊りが大好きです。
ベートーヴェン・ソナタの舞台装置

ダンサーの衣装も含めて白と黒のシンプルな舞台装置でした。
第1幕は真っ黒な床に白い大きな布を天井から垂らした設定で、シンプルかつシャープ。
照明でダンサーの影を白い布に投影することで独特の雰囲気ある舞台を作っていました。
第1幕終わり付近で大きな白い布を下に落として、場面の転換を表現していました。
第2幕は舞台の奥域を上手に使った演出が効果的でした。
舞台前方に主役キャストを配置し、奥の方に多くのダンサーを配置して、舞台正面から見たかった、と思わせる演出でした。(私の席は舞台上手側で正面ではなかったのです(涙))
ベートーヴェン・ソナタの感想
振付の難易度はそれほど高く無いように感じられましたが、シンプルな振付なだけに表現にまで昇華するのは難しい振付と言えるのかもしれません。主役級の女性陣が非常に良かった一方、男性陣はあともう1歩といった印象でした。
男性ダンサーの成長著しいバレエ団で、あともう少し踊りこなせれば全体的によくなるのにな、と感じました。
振付が良いだけにもったいなく感じました。
舞台セットも含めた作品の世界観は◎でした。とっても素敵でした。
新国立劇場の中劇場公演はお得
新国立劇場の中劇場公演を見たのは2回目だったのですが、舞台と観客の距離が近く、値段の割にはお得と感じました。今回2階席の最終列席だったのですが、後ろに人がいない為、前に身を乗り出して見てもOKだったので、意外と見やすかったです。(通常後ろに人がいると、前に身を乗り出すと後ろの人が見えなくなるのでマナー的にNGです)
料金は2階のA席で約4,500円でした。
ベートーヴェン・ソナタの初演は2017年なのですが、2年後再演ということは評判の良い舞台なのかもしれません。
ちなみに満席。
チケットが一般発売になってすぐ買っにもかかわらず、あまり良い席ではありませんでした。
今後再演されるかは分かりませんが、おすすめの現代バレエ作品です。
では、またね。(*・ω・)ノ
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